Dynamoでも、Pythonを書いているとnumpyが使いたくなることがあるかもしれません。 一応、Revit2022以降では、CPythonが推奨されているので、設定すればnumpyも使えます。
ただ、それなりに面倒なので、numpyを使うまでの手順をメモしておきます。
環境
- Windows 10
- Revit 2022
Revit自体はバージョンが上がるたびに軽くなっているらしいですが、 Dynamoの開発環境としては、Revit2023のDynamoは重く、Revit2022の方が軽いので、Revit2022を使い続けています。
numpyのインストール手順
Revitのバージョンによって求められるPythonのバージョンが異なる可能性がある。 とりあえずRevit2022の場合はPython3.8が動いているようだったので、Python3.8をインストールするのが確実です。 (とりあえず3.10をインストールしてみたらnumpyのimportでエラーがでて、RevitのPythonバージョンが表示された。)
- Windowsの場合は、まずPythonをインストールします。 1.1. cmdから、pythonコマンドを打ってみます。バージョンが表示されるなら、インストール済みです。 1.2. インストールが必要な場合は、Windows StoreのPythonインストール画面が表示されます。表示されているバージョンをそのままインストールするのではなく、必要なバージョン(例えば3.8)をインストールします。
pipでnumpyをインストールします。 2.1. Pythonがインストールされていればpipもインストールされているはずである。
pip install numpy
でnumpyをインストールします。 2.2 インストールした場所をpip show numpy
で確認します。Python Scriptノードでnumpyをimportします。 3.1. 以下でインポートできます。
import sys import clr sys.path.append(r'c:\users\<USER>\appdata\local\packages\pythonsoftwarefoundation.python.3.8_xxxx\localcache\local-packages\python38\site-packages') import numpy as np
sys.path.appendで追加しているpythonパッケージのパスは環境に応じて修正する必要があります。
手順は以上です。
なお、Anacondaが必要というネット記事も見かけましたが、2022/10現在Anaconda不要でした。 ライセンス問題などもありますし、Windows StoreからインストールできるPythonでよいでしょう。