最近読んだ本(CPU/OSなど)

積んでた本も崩しているので,メモがてらひとこと残しておく。とりあえずOS寄りの本を何冊か。

ふつうのLinuxプログラミング

なんとなくシェルを自作してみたくなって引っ張り出してきた。シェルを作ってみるにはよい参考書。

Linuxの「ふつう」であって,やさしいわけではないが,まぁ入門書かな。システムコールなどに馴染みのないひとにはお勧め。 プロセスの立ち上げから,パイプやリダイレクトあたりはC言語レベルで実装が理解できた。ただ,パイプやリダイレクトがOSレベルでどう実装されているのかを理解するには,OS本を読まないとダメそう。

Linuxのしくみ ~実験と図解で学ぶOSとハードウェアの基礎知識

だいたい知っていたことばかりだが,それを手を動かして,性能測定しながら確認していく内容。 ただ,手を動かしたからといって,別に新しい気付きはなかったかなぁ。

動かしてわかる CPUの作り方10講

C言語エミュレータから,FPGAの実装まで紹介されている。いちおう,あわせてFPGAを買ってやってみたのだが,,,書籍としては,いきなり完成形のコードについて説明されていくという感じなので,ちょっと説明に物足りなさを感じた。この本は,電子書籍より物理的な書籍をお勧めします。

CPUの創りかた

ちゃんとやってみようとすると電気街に買い出しにいってはんだづけが必要で,単独で読むとちょっとレイヤーが低すぎると感じた。ただ,説明は詳しく,各部位の機能や役割がわかりすい。CPUの作り方10講の足りないところを埋めてくれる感じで,お勧め。