Raspberry PiでのUbuntu 20.04 LTSの初期設定

16GBのSDカードを対象に、Ubuntu 20.04.2 LTSをRaspberry Pi Imagerでインストールして以下の設定をする。とりあえず16GBあれば最低限のシステム構築はできている。RaspbianはCtrl + Alt + Xでいろいろ初期設定できたが、Ubuntuのときはがんばって設定するしかないっぽい。

初期パスワードの設定

User: ubuntu, Password: ubuntuを入力すると、変更することになる。

WiFiの設定

netplanを使って設定した。 /etc/netplan/50-cloud-init.yamlを以下のような感じで設定する。

network:
    ethernets:
        eth0:
            dhcp4: true
            optional: true
    wifis:
        wlan0:
            dhcp4: true
            access-points:
                    SSID0:
                        password: "password0"
                    SSID1:
                        password: "password1"
    version: 2

以下のコマンドでチェックできる?

sudo netplan --debug try
sudo netplan --debug generate

設定の反映は以下?

sudo netplan --debug apply

設定したらpingがインターネットに届くようになった。

ifconfigをインストールする。

sudo apt-get install net-tools

インストール後ifconfigipアドレス確認。

確認したipにsshすれば接続できた。

ssh ubuntu@xxx.xxxx.xxx.xxx

システムの更新

sudo apt-get update
sudo apt-get upgrade

自動更新が走っていて失敗したので、再起動したら結構待たされたり。自動更新に任せてもいいのかも?

mDNS

以下を書き換えればmDNSのホスト名は変更できる。デフォルトはubuntu/etc/hostname

書き換えた後は安易に再起動すれば、sshがつながる。

ssh ubuntu@ubuntu

HDMI

最低限、以下の追記が必要。Raspbianとは場所が違う。 /boot/firmware/usercfg.txt

hdmi_force_hotplug=1

解像度などを適切に設定したければもう少し追加の設定が必要だが、トラブル時にモニタつないで映ればよいので。

Desktop環境のインストール

ROSとか試そうとするとUbuntuのDesktopが必要になる。しかも結構バージョンに対してシビアだし。 WSLだとUSBカメラの認識がつらかったりするので、ラズパイのデスクトップ環境が現実解だったりする。ビルド遅いけど。

sudo apt update
sudo apt-get -y install ubuntu-desktop